トップページ(健診結果の見方)肝機能:陥りやすい病気
肝機能
肝機能の有所見率について

陥りやすい病気

  • 大量にアルコールを飲み続けると、肝臓はアルコールの代謝・分解のために細胞が変性・壊死してしまいます。
    また、細胞の線維化がおこり、肝臓のはたらきが衰え、 アルコール性脂肪肝→アルコール性肝繊維症→アルコール性肝炎→アルコール性肝硬変の順に進行します。
    一日3合のアルコールを5年以上飲み続けている人がアルコール性肝障害になりやすいといわれています。

    症状

    自覚症状はほとんどありませんが、疲れやすいなどの症状があります。


    治療法

    禁酒
    禁酒によって病気の進行を防ぎます。
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  • 日本人の肝炎の約80%が、肝炎ウイルスが原因といわれています。
    ウイルス性肝炎には、A型・B型・C型・D型・E型肝炎があり、日本人に多いのはA・B・C型肝炎です。
    A型は衛生状態の悪い海外や牡蠣の生食で感染するケースが多く、 B型は母子感染や性交、C型は輸血や覚せい剤の回し打ちによる感染が多くなっています。

    症状

    A型 ・・・ 急な高熱(38℃以上)、全身倦怠感・食欲不振・黄疸(おうだん)
    B型 ・・・ 潜伏期(1~6カ月、多くは1~3カ月)あり、全身倦怠感・発熱・食欲不振・吐き気・嘔吐
    C型 ・・・ A型・B型と同じ症状だが、自覚症状が少ない。

    治療法

    (A型肝炎)
    自然治癒
    A型肝炎の場合、ほとんどが自然治癒します。(症状が重い場合は、入院が必要です。)

    (B型・C型肝炎)
    抗ウイルス療法
    ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを破壊する薬を使用します。
    B型肝炎の約3割、C型肝炎の約5割~9割の人に、効果があるといわれています。

    肝庇護療法
    肝臓が破壊されるのを防ぎ、肝機能を改善させることを目的としたお薬を使用します。

    免疫療法(B型のみ)
    ステロイドという薬を使用します。
    この薬を使用することで、一時的に体の免疫機能を低下させ、その後、使用を急に中止することで人本来の免疫力を一気に活性化させ、ウイルスを攻撃する治療法です。
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  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    脂肪肝から肝炎と進み、肝臓の細胞が傷つけられます。
    その傷を治すために肝臓に線維が増え、固くゴツゴツした岩のように縮んだ状態です。 ここまでくるともう肝臓は正常に働けなくなります。 この病気の原因の約65%はC型肝炎が原因です。
    適切な治療や栄養管理をしないと、命に関わります。

    症状

    むくみ、腹水、黄疸、食道静脈瘤 など

    治療法

    肝硬変から正常な肝臓に戻すことはできません。
    病気の進行を防いだり、起きている症状を緩和する治療が行われます。 肝移植が唯一、肝機能を回復させる治療になります。

  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    悪性腫瘍で、原因の9割がウイルス性肝炎に関係しています。
    この病気は、治療しても肝炎・肝硬変から新たな肝癌が発生してしまいます。

    症状

    自覚症状はほとんどない。

    治療法

    手術(肝切除術)
    がんになってしまった肝臓を切り取ります。
    経皮的治療
    がんに針を刺して、薬剤を注入したりラジオ波の熱で癌組織を壊死させます。
    血管内治療(肝動脈塞栓術)
    足の動脈からカテーテルを入れて、肝臓の動脈に抗がん剤を入れて栓をします。