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赤血球
血液検査の有所見率について

陥りやすい病気

  • 赤血球や赤血球中のヘモグロビンが少なくなり、酸素の運搬能力が低下して、全身の組織細胞が酸欠になる状態です。貧血にはタイプがありますが、貧血の大半を占めるのが「鉄欠乏性貧血」です。
    鉄欠乏性貧血とは鉄が不足することで起きる貧血です。鉄は赤血球の中にあるヘモグロビンを作る材料なので、鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られなくなります。



    症状

    疲労感、頭痛、顔色が悪い、動悸、息切れ、めまい など

    <貧血の症状>


    治療法

    貧血の原因にもよりますが、大半は定期的な通院で治療経過をみていくことになります。
    鉄剤の内服は半年程度継続する必要がありますが、以前と変わらず仕事をすることが可能です。

    ※その他、ビタミンB12の欠乏による悪性貧血、赤血球が骨髄で作られなくなる再生不良性貧血、赤血球が破壊されて溶血が起こる溶血性貧血などがあります。
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  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    赤血球の増加によって血液の濃度が高くなり、血液がドロドロになってしまいます。
    そうすると、動脈硬化や血栓が詰まる病気を起こしやすくなります。
    ☆相対的多血症
    体内の水分が失われると、血液中の水分も減るので、赤血球自体の数は変化していませんが、
    相対的に赤血球が増えたような状態になっています。 水分補給をすれば、特に問題はありません。
    ※ストレス多血症
    ストレスを感じることで、交感神経が刺激されて血管が収縮します。
    血管が収縮すると血圧が高くなるので、体の反応として、その圧を下げるために水分を血管外にだした結果引き起こされます。高血圧・高脂血症・高尿酸血症がある人に多くみられます。
    ☆絶対的多血症
    何らかの原因により赤血球が実際に増えている状態です。 二次性多血症(他の病気が原因で赤血球が増加)と真性多血症(骨髄の造血細胞が異常に増殖したために赤血球が増加)の場合があります。

    症状

    頭痛、倦怠感、めまい

    治療法

    ストレス多血症の場合は、その原因となっているストレスを減らすことが大切です。
    その他、十分な睡眠や休息をとること、過剰な塩分やアルコールを控えること、禁煙が必要です。
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