トップページ(健診結果の見方)糖代謝:陥りやすい病気
糖代謝
糖代謝の有所見率について

陥りやすい病気

  • 体が活動するためのエネルギー源であるブドウ糖が、必要としている細胞に運ばれず、血液にあふれてしまう病気です。
    全身がエネルギー不足になってしまいます。
    糖尿病には「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があり、生活習慣の乱れが原因で引き起こされるのは2型糖尿病です。
    糖尿病の診断を受けた人のうち、10%程度は合併症をすでに併発しています。
    合併症があらわれる前に血糖コントロールをすれば、通常の仕事が可能です。
    ただし、合併症が進行すると、失明や透析など、通常の仕事は続けられなくなります。

    症状

    のどの渇き、体がだるい、体重減少

    治療法

    食事療法
    最も大切な治療法です。適正なエネルギー量をバランスよく、規則正しく摂取することが必要です。

    運動療法
    適度な運動をすると、体のインスリン感受性を改善します。

    薬物療法
    インスリンの効率をよくする薬の内服とインスリンそのものを注射する治療法があります。
    ※内服薬(血糖を下げたり、糖分の吸収を遅らせたり、インスリンの働きをよくする薬など)
    ※インスリン治療(1型糖尿病や2型糖尿病でも他の治療法で血糖コントロールが不良な場合)
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  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    目の底にある網膜の細い血管が破れ、視力に障害が生じます。 最悪の場合は、失明します。この病気は、失明の第一の原因です。
    この病気になると、完治することはできません。症状の進行を防ぐことが治療の目的になります。

    症状

    視力低下、目のかすみ、飛蚊症(視野に黒いごみのようなものが見える)、網膜剥離

    治療法

    レーザー治療
    網膜の血管が詰まったところをレーザーの光で焼き、新生血管の発生を防ぎ、網膜症の進行を阻止します。

    手術療法
    網膜の血管からの出血により、硝子体がにごってしまいます。
    眼球に穴をあけ、出血を吸い取ったり、はがれた網膜を元に戻します。
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  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    血流が悪くなり、神経細胞に酸素や栄養がいきません。
    また、ソルビトールがたまり、神経細胞の働きに支障を生じさせます。
    感覚の麻痺により、怪我に気づかず菌が進入し、最悪の場合は足が壊死して切断となります。

    症状

    手足のしびれ、感覚がなくなる(足先からはじまり、体の中心部へ広まります) さらに進むと、自立神経症状である立ちくらみや・下痢もあらわれます。

    治療法

    血糖コントロール
    進行を防ぐために、食事・運動等で血糖値のコントロールを行います。
    薬物療法
    ブドウ糖がソルビトールに変るのを防ぐ薬や、痛みや痺れを和らげる薬を服用します。
  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    糸球体が硬くなり、腎不全になります。
    人工透析を導入する第一の原因です。毎年1万人が新規導入しています。 糖尿病以外の原因で陥る腎不全よりも症状があらわれやすいといわれています。

    末期になると老廃物が体の外に出せなくなります。 程度の差はありますが、8人に1人はこの病気を引き起こしていると言われています。
    透析になると、週に3日(1日5時間)も病院へ行く必要があります。 仕事は通常の勤務は難しくなり、生活そのものにも大きく影響します。

    症状

    初期は自覚症状はありません。
    夜間の尿、むくみ、貧血、疲れやすい

    治療法

    薬物療法
    血圧を下げる、貧血を改善するなど、腎臓の働きを補う薬で治療をします。
    食事療法
    主に塩分、リン、カリウム、タンパク質を制限します。
    人工透析
    人工的に体内の老廃物や余分な水分を取り除き、体内のイオンバランスを調整します。
    腕の血管から血液を取り出して機械でろ過し、体に戻す治療を行います。
    腎移植
    腎臓を移植して、腎臓の機能を回復させます。