尿酸

尿酸Q&A

    ▼病気・症状・原因についての質問

  • 痛風って病気?症状?命には関わらないの?
    痛風は病名として扱われています。
    痛風は急性期の病気であると考えられていますが、痛風発作を繰り返している方で、高尿酸血症に対する治療をされていない場合、慢性痛風という病気になることがあります。
    関節や筋肉、皮下に痛風結節ができ放置していると、腎不全や脳卒中、心筋梗塞などの命にかかわる合併症を引き起こすことがあります。
  • 痛風が贅沢病といわれるのはなぜ?
    痛風の原因となるプリン体は、ビールなどのアルコールや肉・魚介類に多く含まれています。
    つまり、みんなの好きなおいしい食べ物に多く含まれているため、それを食べすぎる人=贅沢な人、ということで『贅沢病』とも言われています。
  • 尿路結石の石って尿酸の結晶?
    尿路結石の石の成分は、主にシュウ酸カルシウム結石です。
    尿路結石全体の約80%がシュウ酸カルシウム結石であると言われています。
    しかし、尿酸値が高い方の場合には、尿酸結石が出来やすい傾向があります。
  • 痛風に初期症状はありますか?
    痛風とは、尿酸結晶が関節や血液中に溜まり痛みが出る病気です。
    一般的には、血液中の尿酸の値が高いだけであれば高尿酸血症、尿酸結晶が原因で関節などに痛みが出れば痛風と表現されます。この痛風の症状は、突然やってくるので痛風発作という表現もされます。
    まれに、激しい痛みを感じる前にムズムズ感を感じる方もいるようですが、多くの方は突然痛くなるようです。ちなみに、このムズムズ感を自覚出来た場合には、発作を抑える薬などもありますので、早めに受診しましょう。
  • ただの関節痛と痛風の痛みの違いは?
    関節痛と痛風では、痛みの強さが違います。
    関節痛では動かすと痛みを感じるのに対して、痛風では何もしなくても痛みを感じるため「風が吹いても痛い」という表現がされています。
    また、痛風発作が現れる場所で一番多いのは、足の親指の付け根と言われています。思い当たる原因がなく、足の親指の付け根に激しい痛みを感じたときには痛風を疑いましょう。
  • 痛風で痛む箇所は足の指の付け根や甲だけなの?
    ほとんどが足の親指の付け根で起きます。
    その他、アキレス腱の周りや足の甲・くるぶしの関節、膝の関節などにも起こります。まれに、手の関節に起こることもありますが、関節以外の場所で起こることはあまりありません。
  • ▼食事・生活習慣についての質問

  • 贅沢してないのに尿酸値が高い!食べ物以外の原因でも数値はあがるの?
    尿酸の排泄能力には個人差があり、同じものを食べていても、尿酸値が上がりやすい人と、上がりにくい人がいます。 また、食事以外にストレスが原因で尿酸の排泄能力が低下することもあります。
  • 魚卵とビールさえ控えてれば平気?
    尿酸の原因となるプリン体は、様々な食品に含まれています。
    「これだけ止めれば大丈夫」という食品はありません。全体的な摂取量の問題なので食べ過ぎに注意しましょう。また、ビール以外のアルコールでも、飲みすぎると尿酸値が上がることを覚えておきましょう。尿酸値が高い方のアルコールの適量は、1日1合までと言われています。
  • お酒は止めないとダメですか?
    尿酸値がかなり高い方で、医師から禁酒を勧められた方は、アルコールは止めましょう。
    それ以外の方は、1日1合程度の適量の飲酒であれば大丈夫です。適量の飲酒で止めることが出来ない方は、ノンアルコール飲料なども上手に利用しましょう。
    「最初の1缶目はビールで、2缶目からはノンアルコール」など自分でルールを決めたり、冷蔵庫にはビールは1缶しか入れないなどの工夫もしましょう。
  • ▼薬・検査についての質問

  • 水分摂れば数値は下がる?
    尿酸は尿中に排泄されるため、水分摂取は効果的です。
    1日2Lを目安に水分を摂取するようにしましょう。さらに、尿をアルカリ性にする食品と組み合わせると効果が上がります。尿をアルカリ性にする食品は、野菜や果物(バナナ・グレープフルーツなど)に多いので野菜ジュースやバナナジュース、グレープフルーツジュースなども良いでしょう。
  • 痛風発作ってどれくらいの期間続くの?薬で治まる?
    一般的には、痛風発作は24時間以内に痛みがピークに達し、症状自体は1~2週間程度で消失すると言われています。
    基本的には、一度発作が起これば鎮痛消炎剤などを内服し、痛みや炎症を抑えるしかありません。ちなみに、尿酸値を下げる薬を内服するのは、痛風発作が治まってからになります。
  • 発作が出ていなくても、基準値をオーバーしたら薬を飲んだほうがいい?
    発作が出ていない高尿酸血症の治療に関しては、医師によって治療方針は様々ですが、概ね尿酸値が9以上の場合には治療を勧められることが多いようです。
    逆に軽度の高尿酸血症であれば、すぐに薬で治療をせずに生活習慣の改善を指導される場合も多いです。これは、薬で尿酸値を下げても、生活習慣を改善しなければ、他の生活習慣病になるリスクがあるためと言われています。
  • ▼予防・対処法についての質問

  • 薬以外で痛みのやわらげ方はありますか?
    痛風発作が出た場合は、基本的には炎症や痛みを抑えてあげるしか方法はありません。
    痛みを抑えるという意味では、消炎鎮痛効果のある医療用成分の入った貼り薬や塗り薬でも効果はあります。薬局などで市販されているものでは、インドメタシン・ケトプロフェン・フェルビナク・ジクロフェナクなどの成分が配合されているものであれば効果があります。さらに、薬剤師がいる薬局であればロキソプロフェンなどの、さらに効果の高いものも販売されています。
  • 食事以外の予防法を教えて下さい。
    食事療法(節酒を含む)以外では、直接的に尿酸値を下げる効果があるのは、水分を摂取することです。 その他、動脈硬化などの合併症を予防するという意味では、軽い運動や禁煙なども効果があります。