第036号 熱中症対策について

7月の衛生委員会の議題例 ~ 熱中症対策について ~

少しずつ暑い日射しを感じるようになりました。
これからの時期に気をつけていただきたいのは「熱中症」です。

熱中症は、強い日射しの下での作業や運動の時だけでなく、室内でも起こります。
症状が深刻な場合、対応が遅れた場合は命に関わることもあります。

正しい知識を身につけて、熱中症の予防を!
そこで、今回の資料「熱中症について」を、ぜひご活用いただければと思います。

【DL】熱中症対策について

▼来月のテーマは「ストレスチェック制度について(準備編)」です。

DTコラム~現場の声~

今回は休職者への復職支援についてお送りします。

休職者が円滑に職場復帰をするための職場復帰支援プログラム。

復職に関して主治医の診断書のみで判断すると
中々うまくいかないといったケースをよく耳にします。
また、最近産業医にお話を伺う機会があったのですが、やはり
「スムーズに復帰できないと再休職してしまうことが多い」そうです。

復職に関するルールを決め、関連規定を整備して、
休業から復職までの流れを予め明確にしておく事や、
具体的な職場復帰支援プランを作成し、計画的に進めていくことが重要です。

また、休職・復職の最終判断を人事部長(個人)に負担させるのではなく
「衛生委員会」や「休職・復職判定委員会」の過半数の委員の決議を
要する旨に就業規則を変更した企業が増えています。

~職場復帰支援の流れ~

①病気休業開始及び休業中のケア
※電話等で定期的に連絡を取ることがのぞましい。

②主治医による職場復帰可能の診断書
※休職者の希望が反映されやすく、必ずしも職場で要求される
業務遂行能力が回復しているとは限らない。
産業医等と連携して精査する必要がある。

③職場復帰の可否の判断及び職場復帰支援プランの作成

※まず情報収集して職場復帰の可否について判断。
(1)労働者の職場復帰に対する意思の確認
(2)産業医等による主治医からの意見収集(様式あり)
(3)労働者の状態等の評価
(4)職場環境等の評価
(5)その他 問題点・本人の行動特性・家族の支援状況等

※復帰可能と判断された場合は以下の項目について検討・プラン作成。
(1)職場復帰日
(2)管理監督者による就業上の配慮
(3)人事労務管理上の対応等
(4)産業医等による医学的見地から見た意見
(5)フォローアップ
(6)その他 試し出勤制度の利用・事業場外資源(保健師・PSW等)の利用等

④最終的な職場復帰の決定
※事業者による最終的な決定を行う。
(1)労働者の状態の最終確認
(2)産業医等による職場復帰に関する意見書の作成
(3)復帰決定通知・就業上の配慮等の内容通知
(4)その他 職場復帰についての事業者の対応や就業上の配慮等を
主治医に的確に伝わるようにする

⑤職場復帰後のフォローアップ
※管理監督者による観察と支援や適宜プランの評価や見直しを行う。
(1)疾患の再燃・再発、新しい問題等の早期発見とその対応
(2)勤務状況及び業務遂行能力の評価
(3)プランの実施状況の確認
(4)治療状況の確認
(5)プランの評価・見直し
(6)職場環境の改善等
(7)管理監督者、同僚等の配慮
→重要ポイント。職場復帰を受け入れる側に
過度な負担がかからないように配慮しなければならない。

復職判定でとても大事なポイントは、段階を踏みながら元へ戻すこと。
就業制限をかけて復帰しても最終的な目標は”通常勤務”です。
「そろそろ大丈夫かな?」という判断で職場復帰させるのではなく、
情報収集や支援のプラン作成などを正しく行い、再休職を防ぐことが大切です。

メンタルヘルス・心の健康とは

12月からのストレスチェック義務化に伴い、
ますます企業としてのメンタルヘルス対策が
求められるようになってきましたね。

心が健康な状態とは、何も心が病んでいないという
事だけを指すのではありません。

個人が一生命体として成熟し、生き生きとした心の状態にあり、
なおかつ社会の中で快適に適応している状態であるかが
重要な条件となります。

心の健康には生活の質が大きく影響します。

今一度「心の健康」について考えてみては
いかがでしょうか。

・『休養・こころの健康』厚生労働省
http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b3.html#A32

「付けない・増やさない・やっつける」食中毒菌!

梅雨入りもし、高温多湿な時期になってきました。
そこで、この時期に注意したいのが「食中毒」です。

食中毒自体は1年中発生しますが、全体の70%が
この時期に集中しています。

食中毒症状は、主に腹痛や下痢、嘔吐等ですが、
重症化した場合、死に至ることもある怖いものです。

また体力の低下や腸の働きが低下していると
食中毒になりやすいとも言われます。
寒暖差の大きい時期ですので、いつも以上に
健康に気を配り、食中毒対策をしてください。

【DL】夏季に多い細菌性食中毒対策~

 


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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