会社の安全配慮~65歳以上の労働者の雇用~

  総合情報  

Q. 高齢者(65歳以上)の雇用に備えて、会社としてどのようなことに気をつけていくべきでしょうか。 高齢者雇用の安全配慮を具体的に教えてください。

A. 社員の健康状態を把握した上で、どのような配慮が必要かを個別に検討する必要があります。

検討方法としては、まず会社として人的資源や経済面など考慮し、高齢の社員にお願いしたい業務内容を明確にします。
そしてその業務内容に関して医療職の知見を参考にし、本人が働ける職場環境を最大限提供する必要があります。
社員と会社側の互いが納得できるように環境を整えましょう。
現在は、生産年齢人口(15~65歳未満)が減少し、2018年10月1日時点の生産年齢人口は59.7%と6割を切っている状況であり、働き手不足となっています。
その中で、女性や65歳以上の方も働けるような職場環境改善が必要とされています。

◆ 高齢者の特徴

✔ 加齢による身体機能の低下や生活習慣、遺伝なども含め、疾患を持ちながら働く方が多い傾向にあります。
✔ 運動機能の低下により、転倒転落・重量物の落下・腰痛などのリスクが高くなります。
✔ 理解力、洞察力、想像力、社会適応力、コミュニケーション力は衰えることなく維持されている方が多いようです。
✔ 高齢者は知識が豊富で、問題を解決する能力が高いといわれています。
✔加齢に伴う身体変化により、労働災害や本人の健康の悪化を助長させない対応・対策が必要です。

会社側の対応ポイント

  1. 会社が把握できている健康情報を産業医に共有し、就業の配慮が必要かどうかを確認します。
  2. 会社として最大限できる配慮と、本人の希望や健康状態などを考慮し、双方が納得できる働き方が可能かどうかを検討します。
  3. 現状の業務内容では互いが納得するのに難しい場合は、業務を細分化を検討します。業務を細分化することで高年齢労働力を受け入れられることが可能な職場環境が整備される場合があります。

今後高齢者雇用を積極的に行っていくためには、就業条件の見直しや年齢問わず働けるような組織文化の構築など、社内制度の整備と社員教育が必要です。

以下、高年齢労働者に対してどのような配慮が必要か記載されているマニュアルです。

厚生労働省「高年齢労働者に配慮した職場改善マニュアル

労働者の年齢がどんどん高齢になっていく昨今、会社として社員の安全衛生管理体制を整えることはとても重要な課題です。
働く人たちがいつまでも健康で元気に仕事ができるよう、ドクタートラストがサポートいたしますのでいつでもご相談ください。


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保健師 金城

保健師 金城

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