耳の健康を保つ、正しいケア方法

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Q. 私は耳かきが好きで毎日耳掃除をするのですが、同僚から「毎日しないほうが良いらしいよ」と聞きました。
本当のところはどうなのでしょうか?おススメの方法や頻度はありますか?

A. 耳掃除は基本的に毎日する必要はありません。
やりすぎや方法を間違うと違うトラブルが発生する可能性があります。

◆ 耳に溜まっているアカとは何なのか?

そもそも耳垢とは、耳穴の皮膚の表皮細胞や外部からのホコリなどと、耳垢腺からの分泌液が混ざったものです。
(沢井製薬サワイ健康推進課より)

耳垢には抗菌性があり、外部からの埃や汚れから鼓膜を守る役割と、表面を保護する働きがあります。
また、耳垢には「ドライ」タイプと「ウェット」タイプの2種類があります。
文字通り「ドライ」タイプは耳垢が乾燥しておりカサカサしていて、「ウェット」タイプは湿潤しておりねっとりしています。
日本人は「ドライ」タイプが7割ほど、西欧人は「ウェット」タイプが9割ほどだといわれています。

◆ 耳掃除の頻度

耳掃除の頻度は月に1回で十分、多くても月に2回までが良いとされています。

耳垢は、耳の外耳道という目で見える部分にできます。
そのため普段の生活の中で自然に外に出ていくものなので、基本的に毎日耳掃除をする必要はありません。
しかし、耳垢が多いと耳が聞こえにくくなることがあるため、月1回の耳掃除が必要になるのです。

耳掃除が好きな方は、月1回の耳掃除では少ないと感じるのではないでしょうか。
耳掃除をするとなんだか気持ちよくなりリラックスできますよね。
実はそれにもちゃんとした理由があるんです。
耳の穴には迷走神経が通っており、そこを刺激することでリラックス効果があるといわれています。
(※迷走神経は副交感神経ですので、体をリラックスさせる作用があります)
しかし、気持ちが良いからとやりすぎてしまうと下記のようなトラブルが生じる可能性があります

【耳掃除や耳垢に関係するトラブル】

・耳垢塞栓:耳垢が外耳道全体を占めるようになる状態。
「ウェット」タイプのほうがなりやすいといわれています。
症状としては、耳の聞こえが悪くなるなどがあります。

・外耳炎(外耳道炎):外耳から鼓膜にかけての部分に起こる感染症のことをいいます。
症状としては、耳の痛みや不快感、体液や膿がでる、耳の聞こえが悪くなるなどがあります。

・外耳道外傷:鼓膜より外側の部分である外耳道に炎症が起こった状態をいいます。
症状としては、耳の痛み、出血などがあります。

◆ お勧めの耳掃除の方法

おススメの耳掃除の方法としては、目で見えるところまでにとどめておくことです。
奥まで無理に耳かきなどを入れてしまうとトラブルのもととなります。
水分が多い人は綿棒などの柔らかいもので拭き取るなどにとどめてください。

特に子供の耳掃除には気を付けてください。
外耳道の形が極端に狭かったり人それぞれですので、耳に異常を感じた場合には必ず耳鼻科を受診するようにしましょう。

 


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保健師 砂川

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