やせていても高脂質?若年層も意識したい生活習慣病予防

  健康管理  

 

 

Q.健康診断で、脂質異常といわれました。まだ若いしやせているから放置してもよいでしょうか?

A.若い方でも脂質異常を放置すれば、血管にダメージを与え、脳血管疾患や心疾患など重大な病気に繋がるおそれがあります。また、やせていても脂質が高い人も増えていますので、食事の内容に気を付けることが大切です。

脂質は、定期健康診断の中で最も有所見率(異常とされる割合)が多い項目です。
過去30年でやせていてもコレステロールが高値の人が増えており、飽和脂肪酸を取る人が増えていることが影響しているといわれています。

また、遺伝的な要因もありますので、予防と適切な治療がとても大切です!

◆ 脂質異常症はなにが問題なの?

脂質異常症は放置すれば、血管の内側に脂質がたまり、動脈硬化(血管が硬くなり、柔軟性がない状態)を起こします。

そして、結果的に心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患に繋がる恐れがあります。特に、動脈硬化は自覚症状がありませんので、心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こし、やっと脂質異常症の重大さに気づくことになります。
LDLコレステロールが多すぎる、HDLが少なすぎる、中性脂肪が多すぎる、いずれも動脈硬化の原因となるので、注意しましょう。

◆ 普段の食事に注意しましょう!

・お肉よりも魚や豆類がオススメ
肉に含まれる動物性脂肪には、飽和脂肪酸が多く、LDLコレステロールを増やしてしまいます。特に多いのは、牛肉やばら肉、鳥皮などです。

一方、魚や豆腐などの多価不飽和脂肪酸は、中性脂肪を減らし、動脈硬化を防ぐ働きもあるので積極的に取りましょう!

・甘いものは量や質を考えましょう!
バターや生クリームなどの乳製品やお菓子、甘い飲み物は、コレステロールや中性脂肪を上昇させます。

現在、低糖質・低脂質のチョコやアイス、飴などもたくさん商品が出ておりますので、我慢できない方は活用しましょう。

◆ 生活習慣で気を付けること

・生活の中で動くことを心がけましょう!
なかなかこれから運動をはじめるというとハードルが高いかもしれません。

そんな方は、立っている時間を増やす、スーパーに行くときに大股で歩く、掃除や洗濯をこまめにする、仕事の合間にストレッチする、など動くことを心がけることから始めてみませんか?

・喫煙やアルコールを控えましょう!
そもそも喫煙をすると血管を傷めますが、脂質異常の人が喫煙をすると、動脈硬化をすすめ、心疾患、脳卒中、腎臓疾患のリスクが高まります。
また、アルコール摂取は肝臓での中性脂肪合成を促進させます。
脂質異常と診断された方はまず、禁煙や飲酒量を減らすなどの生活習慣を見直すことからはじめてみても良いかもしれません。

在宅勤務で、運動不足になったり、生活リズムが崩れたり、食生活が乱れがちな今こそ、生活習慣を見直してみましょう。


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保健師 根本
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