夏はむくみやすい季節です!むくみの原因と注意するべきこと

  健康管理  

Q.最近暑くなってきて、夕方になると足のむくみが気になるようになりました。仕事はデスクワーク中心ですが、なにか足のむくみ予防に効果があることを教えてください。

A. 自分の生活状況でむくみの要因になるようなことは何か確認して、むくみに効果がある習慣を意識的に取り入れてみましょう。

むくみは、体内の余分な水分が排出できず皮下組織に溜まってしまう症状です。

【よくあるむくみの症状】

✓朝起きた時にまぶたが腫れている

✓夕方になると足が太くなる、靴がきつい、靴下の跡が残る

✓すねを指で押し、離してもへこみがすぐに元に戻らない

むくみは何が問題か 

「むくみ」と一言で言っても、一時的なむくみである「生理的なむくみ」もあれば、何らかの疾病が原因で「病的なむくみ」が出現している可能性もあります。

片方の足だけがむくんでいる場合、静脈の中に血液のかたまりができる静脈血栓症で、血栓が大きいと生命に関わることもあります。

単なるむくみかと思っていたら悪性リンパ腫だった……など、早期発見、早期治療が重要になることもあります。

むくみの原因はなに?

前述したように、むくみの要因も「生理的なもの」か「病的なもの」かで対応が変わってきます。

生理的なむくみの要因

・ 長時間のデスクワークや立ち仕事が多い

重力の影響を受けて、下半身へ水分が溜まります。
足の静脈から心臓へ血液が戻りにくくなり、一時的にむくんでしまう可能性があります。

・ 体の冷え

冷えにより血液循環が低下し、水分代謝が不良になってしまうことがむくみやすい原因になってしまいます。

・ 塩分、水分の摂りすぎ

体に余分な塩分が入ると塩分濃度を薄めようとして水を貯えようとします。
夏場で汗をかくと塩分、塩分をとる必要はありますが、水分、塩分を多く摂りすぎるとむくみやすくなります。

・ 筋力の低下

外出や運動の機会が減り、筋力が低下することで血流が悪くなり、水分を体にためやすくなります。

・ 女性ホルモンの影響

プロゲステロンの影響で月経前~月経中にはむくみやすくなります。閉経後はホルモンバランスが崩れることでむくみやすくなります。

 

病的なむくみの要因

むくみやすいといっても、このような症状がある場合は病気の影響があるかもしれません。

・ むくみが一日経っても改善されない

・ むくんでいる足が痛い

・ 疲れやすい

・ 動悸や息苦しさがある

・ 尿の量が減った

・ 体重が急に増加した……など

気になるむくみがある場合は、内科(循環器内科、腎臓内科など)を受診しましょう。

異常の早期発見には健康診断の結果を活用することもおすすめです。
健康診断で尿検査(尿たんぱくの有無)、血液検査での腎機能(クレアチニンCr、e-GFRの値)を確認してみてください。

また、新型コロナウイルス感染では発熱や咳などの呼吸器症状がよくみられますが、血管に炎症を起こし血栓症を発症するとむくみが出現する可能性があります。
血栓症の既往がある方、血栓症予防の薬をすでに利用している方が新型コロナウイルスに万一感染したら、医師に現在の治療方法について共有してください。

 

日常生活で気を付けること

夏は外が暑くても、冷房や冷たい飲み物の飲み過ぎで体を冷やしやすく、身体がむくみやすい季節です。

生理的むくみであれば、日々の生活習慣を少し変えることでむくみの予防になります。
普段から気を付けていきましょう。

・ 体を冷やしすぎない

オフィスや自宅の空調の温度をこまめに調整してほどよい室温にしたり、カーディガンやひざ掛けで寒さをコントロールする、飲み物は氷抜きを選んでみる、温かい飲み物を選ぶ、シャワーではなくたまには湯舟に浸かってみる、など工夫してみてください。

・ 塩分やアルコールの量はほどほどに

夏はビアガーデンだったり、納会だったり、夏にビールが美味しい……などお酒を飲む機会が増えてしまいます。

お酒を飲むとホルモンの関係でむくみやすくなります。
さらに、お酒を飲むとしょっぱいおつまみも食べたくなるので、塩分の取りすぎにも注意しましょう。

おつまみはむくみの予防に効果がある「カリウム」が豊富なきゅうり・なす・トマトなどの夏野菜がおすすめです。
ただ、水分も多く含まれているので食べすぎには気をつけてください。

・ 適度な運動を行う

デスクワークの方だと1~2時間に一度は立ち上がって軽いストレッチをしたり、座りながら足首を回すなど血流をよくしましょう。

立ち仕事の方であれば、かかとを上げてつま先の運動を行ってみてください。

筋力の低下がむくみの原因にもなりますので、熱中症に注意しつつ軽い運動をしてみるのもいいでしょう。
室内を歩いたり、比較的過ごしやすい早朝や夜などウォーキングを行ったり、お昼休憩のときに少し日陰を歩いたり、筋力を維持していきましょう。

・ 弾性ストッキングや着圧ソックスを着用する

血流が悪くなりむくみが生じているのであれば、弾性ストッキング、着圧ソックスを着用してみることで血行促進になります。

現在はさまざまな商品が出ているので試してみるのはいかがでしょうか。

・ 規則正しい生活を行う

生活のバランスが崩れ、腎臓が疲れてしまうと水分を体外に排出しにくくなります。

また、夏バテの予防にも規則的な寝る時間、食事の時間を心掛けてください。

※すでに心臓病、腎臓病などの疾患がある方はむくみへの対応が異なってきます。
主治医と相談し、アドバイスに従ってください。


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保健師 中森

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