災害時に自分の安全や健康はどう守ればいい?~会社で災害に合ったら~

  健康管理  

Q.いつ発生してもおかしくないと言われている「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」。もし会社にいる時にそういった災害が起こった場合、被害を最小限にするために、従業員一人ひとりにしっかりと備えておいてほしいです。どういったものを準備しておくよう、呼びかけたら良いでしょうか?

A.まずは宿泊などに備えて、普段服用しているお薬があれば会社に常備しておくことと、さらに一次避難や帰宅困難を想定して、徒歩で帰らなければいけなくなった場合に、スニーカーや防災マップ、それに夏はタオル、冬はカイロを準備しておくよう呼びかけておきましょう。

大規模災害が発生したら、発生時にはむやみに移動しないことが原則です。
もし、多数の帰宅困難者が一斉に帰ってしまうと、道路や歩道が多くの人で埋まり、大渋滞が発生することで、警察・消防・ 自衛隊の車両が速やかに現場に到着できず、人命救助のカギとなる72 時間の救助・救命活動に支障をきたします。
さらに、徒歩帰宅中に余震などで二次被害、群衆雪崩などに遭う可能性があります。
そのため、大規模地震発生時はむやみに移動せず、 職場、外出先等の安全な場所に留まりましょう。

◆宿泊に備える

災害発生時、社内に留まる場合は、持病で服用している薬などが足りなく場合もあります。
災害を想定し、数日分を余分に持ち歩いたり、会社に置いておくといいですね。

また、災害時は混乱により、妊娠している方や障がいを持つ方、高齢者などへの支援が間に合わない場合もあります。
そのため、日頃から診療記録や緊急連絡先、例えば母子健康手帳やお薬手帳、ヘルプカード、緊急連絡カードを持ち歩くと良いでしょう。
食物アレルギーなどで食事に配慮が必要な方であれば、長期間保存が可能な食品を職場に備蓄したり、携行するのも忘れずに行いましょう。

◆一時避難や帰宅に備える

一時避難や帰宅になった場合は、長時間歩くことや帰宅途中にがれきが障害物があり、歩きにくいことも想定されます。
そのため、不安定でバランスが取れない靴だと、転倒したり、怪我をする可能性もあります。

歩きやすいスニーカーや懐中電灯、手袋、飲料水など、一時帰宅の際に安全に行動ができるためのアイテムを、今一度確認してみましょう。
夏にはタオルを、また冬にはカイロなども用意できるといいですね。
さらに、帰宅時の経路や滞在施設がわかるものも事前に準備できると安心です。

◆急病人への対応

急病人やけが人が発生しても、道路状況等により、すぐに救急車が到着できないことも考えられます。
そのような場合に備えて手当や応急処置が出来るよう、医薬品や衛生用品、AEDの場所を確認し、応急手当の方法などを事前に学んでおきましょう。

そのほか、会社での備蓄品や安全対策なども忘れずに確認してくださいね。

いつ起こるか予想がつかない災害だからこそ、日ごろから意識して災害への取り組みを行うことが重要です。
どのような状況になるかわからないからこそ、あらゆる状況に備え準備をしておきましょう。

参考:
東京都「東京都帰宅困難者対策ハンドブック
内閣府「大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン