血圧

生活改善ポイント

食事

しょっぱいものを食べると喉が渇きます。これは血液中の塩分濃度を薄めようとする体の作用です。水分を多く取った結果、血液の量も増え、血圧が上がってしまいます。減塩をすることで、余分な水分の取り込みを減らし、血圧が上がるのを防ぎましょう。

<食塩感受性とは>
高血圧には塩分の影響を受けやすいタイプそうでないタイプがあります。
食塩感受性の人は、 減塩に取り組めば改善が期待できますが、食塩非感受性の人と比べ心臓病や脳卒中を発症するリスクが2倍以上といわれています!

減塩の方法

国民の1日の塩分摂取量は11gです。
健康な人の目標値は約8gなので、日本人は塩分過多な食事をしていることが分かります。
高血圧の人は、6gを目標にしましょう。
★注意!!塩分≠ナトリウムです。
市販品では、塩分は『ナトリウム(mg)』として記載されています。
塩分とナトリウムを同じだと思っていませんか?
塩分1g=ナトリウム約400mg
ナトリウム3gは、塩分にすると7gにもなるんです。

減塩のコツ

「とにかく塩分を減らす!!」と考えると、食事が味気ないものになってしまいます。
おすすめは、レモンやしそ・生姜にブラックペッパーなど、香味野菜やスパイスを使うこと!!
減塩になるばかりか、料理の味がひきたち、よりおいしく感じることができますよ。

カリウム摂取

減塩とセットで行いたいのが、カリウムの摂取です。
体は、カリウムとナトリウムの一定のバランスを保っています。
カリウムを多く摂るとナトリウムが排泄される仕組みです。
カリウムを多く含む果物や野菜を摂るように心がけましょう。

<カリウムを多く含む食品例>
ほうれん草、アボカド、ハマグリ、バナナ、枝豆、レーズン、桜えび など
カリウムは水溶性です。野菜スープは、具だけでなくスープも飲みましょう。

適切なカロリー摂取

食べ過ぎてはいませんか??
下の図をみて下さい。減量が一番効果があるんです。
あなたのBMIはいくつですか?BMIが25以上なら、減量をおすすめします。
そのままだと、動脈硬化が進み、心臓への負担がさらに大きくなります。
BMIって何!?という方は、BMIの項でチェックしましょう。
★そもそも適切なカロリーって??
予想しているより、自分に適切なカロリーって低いと思いませんか? 今の日本では、普通に食べていてもカロリーオーバーになってしまう環境です。 毎日とは言いません。一日だけ、朝・昼・晩の食事のカロリーをチェックしてみることをおすすめします!  
「1日に必要なカロリー」の目安
身長
 cm
活動量 デスクワーク中心の仕事
立ち仕事や営業の仕事
農業、漁業、1日1時間程度運動をする人
建築や宅配の仕事、1日2時間程度運動をする人
  
身長に対する標準体重  kg
1日に必要な摂取カロリー  ~  kcal