担当者のご紹介

それぞれの項目の指導・解説をしている担当者をご紹介いたします。

働きながらの食事・生活改善は簡単ではありませんが、 「出来ることから1つでも!」が始められたら、それが病気を遠ざける大切な1歩になります。
そんな「最初の1歩」を見つけるお手伝いが出来たら幸いです。

担当項目:血圧 / 肝機能 / 尿糖 / 尿蛋白 / 尿潜血 / 聴力
  • インタビュー

    保健師になったきっかけは何ですか?
    看護師・保健師の免許を取ったのは、「困っている人の一番近くで役に立ちたい」 と思ったからです。
    実際に病院で働くうちに「病気にならないためにはどうしたらいいか?」を考えるようになり、保健師として働くことを決めました。

    どのようなことを意識して保健指導をしていますか?
    まず「今から3時間以内に出来ること」、「今日出来ること」、「今週出来ること」 を相談しながら探すことです。
    様々な切り口から、ご本人に合ったプランを見つけられるように工夫しています。

    有所見者は年々増加傾向にありますが、何が問題だと思いますか?
    食生活自体が変化していることと、PCでの仕事が増え、座っている時間がとても長くなっていることが大きな問題だと思います。

    それに対応するポイントは?
    仕事中にこまめに体を動かす習慣をつけることと、食生活を見直すこと。
    食生活の改善は簡単なことではないので、まずは夕食から・・・が基本です。

    生活改善に一番大切だと思うことを教えて下さい。
    自分の体の変化を感じながら、楽しく進めることです。
    スマートフォンを使ってグラフをつけたり、ステージごとに自分にご褒美を決めたりしながら、最終的には「自分の体は自分でコントロールできる!」という自信を持って頂くことも大切だと思います。

健康診断は、“受けたあとにどうするか”がとても大切です。
受けっぱなしの検査ほどもったいないことはありません。
ご自身の健康・生活に向き合うきっかけとして、 このサイトをぜひ活用してくださいね。

担当項目:尿酸 / 視力
  • インタビュー

    保健師になったきっかけは何ですか?
    会社員時代の経験がきっかけです。
    過重労働、メンタル不調、健康障害などを目の当たりにし、従業員が元気に働くためには、企業の労働衛生がとても大切だと感じました。
    働く方々の健康管理に携わりたいという思いから、大学に編入し、保健師になりました。

    どのようなことを意識して保健指導をしていますか?
    できるだけ社員さんにたくさん話してもらえるよう、オープンクエスチョンが基本スタイルです。情報収集をした上で、その方のライフスタイルに合ったアドバイスができるよう心がけています。

    有所見者は年々増加傾向にありますが、何が問題だと思いますか?
    ライフスタイルが多様化し、生活習慣が乱れやすい状況になってきていることが問題の1つだと思います。
    フレックス制度、24時間営業、長時間残業等に加え、単独世帯が増えていることも、生活リズムの乱れや健康サポートが得られにくい要因であると、保健指導をしていて感じます。

    それに対応するポイントは?
    健康管理は“自己管理”が基本ですが、企業としてもサポートすることが大切です。
    従業員の健康不調が企業にとってマイナスになることは至極当然のことです。
    「社員食堂・社内自販機メニューの見直し」、「スポーツジムの会費負担」、「健診で所見のない方にはボーナス付与」など、楽しく簡単に取り組める工夫が、従業員の健康、ひいては会社の業績アップにつながると思います。

    生活改善に一番大切だと思うことを教えて下さい。
    “継続”だと思います。なかなか自己管理ができないという方は、ぜひ周囲の方(家族や専門家)を巻き込んでください。
    自分の大切な人のために健康になろうという気持ちもとても効果的だと思います。

「忙しくて病院に行く時間も無い」と思っているあなた、確かに仕事も大切ですが、10年後の自分の健康の為に、このサイトを見ながら、今自分がすべきことを一緒に考えてみましょう。
仕事は変わってもらえても、自分の健康は自分でしか守れませんよ。

担当項目:胸部レントゲン / 心電図 / 血液検査 / 保健指導ページ全般
  • インタビュー

    保健師になったきっかけは何ですか?
    最初は大学病院で看護師として働いていましたが、病気がすごく進行して、初めて治療をされる方が多く、どうしてもっと早く治療をしなかったんだろう?って疑問に思っていました。
    そんな時に、「働いているときは、自分の健康に気を使ったことなんてなかった。もっと早く治療をしていたら、仕事を辞めなくてもよかったかも」と言う患者さんの話を聴いて、病気にならない為に、何か出来ることがあるんじゃないかと思いました。
    だって、30年以上自分の健康を犠牲にして働いて、退職した途端に病気の治療なんて、本人にも家族にも悲しいことですよね。だから、働く人の健康管理がしたいと思い、産業保健師になりました。

    どのようなことを意識して保健指導をしていますか?
    保健師は、病気や健康に関する色々な情報提供や提案をすることが出来ますが、最終的に行動するのは、ご本人です。なので、保健指導をする際には、ご本人の意思決定を大切にしています。
    自分で問題に気づき、自分が改善しようと思わなければ、人間の行動は変わりません。
    そして、改善したいと思っていただければ、私たち保健師の持つ様々な知識と経験で、精一杯お手伝いさせていただきます。
    改善方法は教えるのではなく、個人の考え方や生活環境、労働状況なども考慮し、 実行可能なプランを、一緒に考えていくようにしています。

    有所見者は年々増加傾向にありますが、何が問題だと思いますか?
    生活習慣病と言っても、原因は個人の生活習慣だけではなく、社会的な影響も大きいと思います。 外食産業を中心に欧米的な高カロリーの食事が増え、会社では長時間残業、自宅は郊外で通勤時間が長時間化し、ストレスフルな現代の労働者にとって、健康管理は難しいことなのだと思います。

    それに対応するポイントは?
    普通に生活をしていたら、健康管理が難しい時代だからこそ、自分や家族の健康に少し気遣ってあげて欲しいと思います。
    そして、社会全体に個人の健康を大切に思う風土が広がって、広くワークライフバランスの考え方が浸透することが大切だと思います。

    生活改善に一番大切だと思うことを教えて下さい。
    無理をしないことです。
    無理をして、短期間で生活や健康状態を改善しても、続けることが難しいです。
    小さなことの積み重ねが、時間とともに大きな結果と なって現れます。ほんの少しの体に善いことを、自分の生活にいかに取り入れて実行するかが大切だと思います。

「そもそも健診結果の見方が分からない」、「受けた検査は何を調べる目的のものなの?」、そんな疑問が解決できるのがこちらのサイトだと思います。
せっかく時間をかけて受けた健康診断、最後にその結果を「なるほど、そうなのか!」と納得するまで付き合ってみましょう。
その最後の時間が無駄にはならないほど、役立つ情報が得られると思いますよ。

担当項目:身長・体重・BMI / 腹囲 / 脂質代謝 / 糖代謝
  • インタビュー

    保健師になったきっかけは何ですか?
    病棟勤務中、元気に退院された方が職場復帰後に悪化し、再入院されるという場面に多く出会いました。
    入院中のケアや指導で支援はできても、退院後の健康はご自身で管理しなくてはなりません。
    病気が進行する一歩手前で、少しでも健康のお手伝いができたらと思い、産業保健師になりました。

    どのようなことを意識して保健指導をしていますか?
    臨床での看護師経験から、早い段階で目に見える成果を求めたり、何かをしてあげたい、という気持ちが強くなりがちですが、保健指導後に良い結果がすぐに出るとは限りません。
    長い目で支援ができるように心がけています。
    また、先入観を持たずに関わることも大切にしています。事前に把握している情報にとらわれてしまうと、会話の内容を予測したり、結論を想定したりして、物事の本質をつかめないことがあります。
    思い込みはせず、本人の考え・感情を引き出すきっかけになるようなやりとりを心がけています。

    有所見者は年々増加傾向にありますが、何が問題だと思いますか?
    受診者の年齢構成が関係しているのではないかと思います。
    労働人口の高齢化に伴い、受診者に占める、中高年齢者の割合が増加していることが、有所見率上昇の一因になっていると考えられます。
    また以前に比べ、業種も仕事の内容も多様化していることでしょうか。
    長時間労働や、人員削減等の影響により、一人ひとりの業務負荷が高まっていること等も関係していると考えます。

    それに対応するポイントは?
    労働環境や働き方に合わせた対応が必要だと思います。
    仕事に伴う労働の負担は、身体的なものや精神的なものなど様々です。
    業種が変わればライフスタイルも一人一人異なるので、広い視点で関わりができることがポイントだと考えます。

    生活改善に一番大切だと思うことを教えて下さい。
    今、自分にできそうなことから始めることだと思います。
    うまく実行できる自信がないと、行動にはなかなか結びつきません。
    「少し頑張れば達成できる」、そんな小さな目標から ちょっとずつステップアップしていくことが、生活改善につながっていくのだと思います。

まずは今の自分自身の体の状態を知ることが第一歩だと思います。
健診結果とサイト内の説明を照らし合わせて、体の中で今どのようなことが生じ ているのかをイメージしていただきたいです。
「健康になりたい!」という気持ちが少しでも大きくなっていただけたら幸いです。

担当項目:便潜血
  • インタビュー

    保健師になったきっかけは何ですか?
    クリニックで勤務する中で、慢性的な病気で苦しんでいる高齢者の方を多くみてきました。
    お話を聞いてみると「若いときにもっと健康に気をつけておくべきだった」と後悔しておられる方も多く、成人期からの予防的なアプローチが重要であると実感しました。
    そんな時、産業保健師という職業を知り、大変興味深く感じ、保健師を目指すこ ととなりました。

    どのようなことを意識して保健指導をしていますか?
    一方的な指導ではなく、ともに解決策を探っていく姿勢で行っています。
    どんなに指導を行っても、本人の意識が変わらなければその場限りになってしまいます。
    丁寧にお話を聞きながら、ご本人から実現可能な目標を設定できるように援助を行っています。

    有所見者は年々増加傾向にありますが、何が問題だと思いますか?
    自分の健康に意識を向ける余裕がない社員の方が多いように感じます。
    それは、精神的にも、肉体的にも、時間的にも言えることです。
    また、ストレスを慢性的に抱えている方も多く、それが過食、過飲、不眠、喫煙などの生活習慣の悪化に影響を与えているように思います。

    それに対応するポイントは?
    私たちの働きかけが、きっかけとなり、自分自身の健康に興味を持っていただければと思います。
    健診結果を見直す、できる小さなことから実践することだけでも健康への第一歩になると思いますので、是非おこなってもらいたいです。
    また、労働環境を整備することも大変重要だと思いますので、会社全体、社会全体が健康に関心を持っていただくことが大切だと思います。

    生活改善に一番大切だと思うことを教えて下さい。
    「健康でありたい」「健康になりたい」というご本人の気持ちだと思います。
    どういう風になりたいのかを具体的にイメージしていただき、できることから段階を追って実行していくことが大切だと思います。
    また、生活習慣には継続が大 きな鍵となりますので、長期的な視点でのサポート大切になると思います。

精神保健福祉士、認定心理士、心理相談員、産業カウンセラー等の資格を有する。

<コメント>
最近話題に上がることも増えてきた心の病気ですが、健診結果のようにこの数値が得たら危険ですよ!といった明確な線引きはないのが現状です。

「どういう病気なの?」 「どう対応したらいいの?」 ちょっと困ったそんな時、お役に立てるサイトになれば幸いです。

担当項目:メンタルページ全般

  • インタビュー

    保健師になったきっかけは何ですか?身近に精神疾患を発症した人がいたことと、精神科クリニックの医療事務をする中で、受診する方ともう少し深く関わりを持ちたいと思ったのが、本格的に勉強しようと決意したきっかけです。
    大学時代に心理学を専攻していたのも、メンタルの世界に入る抵抗を少なくした要因のひとつかもしれません。

    どのようなことを意識して保健指導をしていますか?一言でいうと、精神科に特化したソーシャルワーカーの国家資格です。
    入退院の各種手続きのお手伝いをしたり、制度のご案内をするのが主な仕事ですが、本人やご家族の話を聞いたり、他の部署との連絡や調整も行います。
    時には看護師さんの訪問看護に同行することもあります。医療機関では、医療相談室やデイケア室に配属され、「ワーカーさん」と呼ばれていることが多いです。

    有所見者は年々増加傾向にありますが、何が問題だと思いますか?
    精神疾患になる人が増えたというよりは、今までは会社などに言わずに隠して通院していた人が、隠すことなく病院に通うケースが増えたため、見かけ上増えているように感じるだけで、今も昔も絶対数に大差はないようです。

    それに対応するポイントは?現在は発症した後の治療や再発防止をする3次予防がメインとなっていますが、今後正しい知識の普及と共に、発症を事前に防ぐ1次予防と早期発見と対処をする2次予防が浸透し、実施されるようになれば、後天的なメンタル不調から休職に至る人を減らすことは可能だと思います。

    生活改善に一番大切だと思うことを教えて下さい。なによりもまず、病気を正しく理解することです。
    なんとなくわかっているような状態で対応することはとても危険です。正しい知識を持った上で、適切な対処法や予防法を学び、実行することが大切です。