血圧

生活改善ポイント

節酒

大量のアルコール摂取は、中性脂肪を上昇させ、肝臓に障害を引き起こす可能性があります。 肝臓が障害されると、コレステロールを調節する機能が正常に働かなくなります。すると、中性脂肪が高くなり、HDLコレステロールが下がるという、動脈硬化が進行してしまう状態になります。

<禁酒の必要はありません!>
適量のアルコールは、HDLコレステロールを上げ、LDLコレステロールを減らす効果があります。 量をわきまえた飲酒は、動脈硬化の予防が期待できます。

節酒の方法

★お酒の適量
健康であれば、純アルコール量約20gが目安となります。
高血圧の人は10g~15gを目安にしましょう。下の図の半分量です!!

方法1:1回量を減らす
お酒を飲む機会が多い人は、1回量を意識してみましょう。
ビールや日本酒など、相手から注がれてしまうお酒ではなく、コップで運ばれてくるお酒を選んだり、比較的ゆっくり飲むワインを選ぶなど、自分のペースで飲めるお酒を選ぶことも大切です。

方法2:お酒を飲まない日を作る
習慣的な飲酒をしている人は、飲まない日を作ることで、トータルの飲酒量が確実に下がります。
「家では飲まない」「○曜日は飲まない」「休日は飲まない」など、自分なりのルールを作るとよいですね。
★禁酒について
肝臓の機能が低下していたりアルコールと相性の悪い薬の内服をする場合、 また、『依存症』と呼ばれるくらいお酒の量が増えている場合は、 お酒を一切断つ「禁酒」が必要です。

アルコール依存症チェックリスト

点数が高い人は、アルコール依存症の疑いがあります。禁酒のために受診・相談してみましょう。