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便潜血

陥りやすい病気

  • 二次検査(内視鏡検査)をしないと、ポリープが良性なのか、悪性なのかわかりません。
    良性であっても、大腸がんに変化する可能性もあるため、早期治療が大切です。
    「ポリープ」とは、いぼのような突起物のことをいいます。大腸の粘膜がいぼのように盛り上がったものを大腸ポリープといいます。
    一般的に、下の表の線腫と呼ばれるものが「大腸ポリープ」と呼ばれることが多いようです。
    ポリープが小さいうちは良性ですが、大きくなるに従ってがん(悪性)をともなうものが増えてくることがわかっています。

    症状

    便潜血血便など。ポリープが小さいうちは無症状なので、便潜血でわかることが殆どです。

    治療法

    手術療法(内視鏡切除術)
    腫瘍性のポリープである線腫は、大腸がんになる可能性もあるため、5mmを超えたら切除することが 推奨されています。
    大腸内視鏡検査をする際に、一緒に切除をすることが出来ます。
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  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    動物性脂肪(肉類、ラーメン、バターを使った食品など)をよく食べる人は要注意!かかる確率が高くなっています。
    大腸に出来る悪性腫瘍(がん)です。
    進行も比較的ゆっくりで、手術後の生存率も高いがんですが、 食生活の欧米化により、年々かかる人が増えています。

    症状

    進行がゆっくりで、初期には自覚症状がないのが特徴です。 進行すると血便、下血、下痢や便秘、細い便、体重減少、残便感、お腹の張り、吐き気、腹痛、貧血などが現れます。

    治療法

    手術療法
    大腸内視鏡検査を受けた場合、早期であれば、そのまま切除をすることもあります。
    がんの場所や進行度合いによっては、腹腔鏡手術や開腹手術になることもあります。

    化学療法・放射線療法
    手術の後に、目に見えない小さながん細胞を殺すために行います。また、切除が出来ないがん治療に使われることもあります。
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  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    便潜血=痔と自己判断するのは危険です!
    肛門の周りには、細い血管がたくさん走っています。これらの血管が長時間の立ち仕事・便秘・冷え・妊娠などで詰まって、 コブのようになってしまうのが、痔の原因です。

    【痔の種類】
    痔核・・・ 「いぼ痔」と呼ばれる状態。痔の中では最も多い。上記の理由で肛門のまわりの血行が悪くなって、血管の一部がこぶ状になったもの。初期には出血することもあります。
    裂肛・・・ 「きれ痔」と呼ばれる状態。硬い便を出そうといきんだりすることで、肛門の皮膚が切れたりして傷ついたもの。出血・痛みがあります。
    痔ろう・・・ 肛門のまわりに膿がたまり、膿が外に流れ出るトンネルができてしまった状態。発熱や痛みを起こします。

    症状

    主に排便のしづらさ、痛み、出血があります。
    その程度は痔の位置や大きさ、状態によって軽度なものから生活に影響が出る程度まで幅が広い病気です。

    治療法

    痔核(いぼ痔)
    塗り薬や座薬、鎮痛剤などを使って治療をするとともに、便秘の改善など生活習慣の指導を行います。
    裂肛(切れ痔)
    症状が軽かったり、起きた直後であれば塗り薬や生活指導で治ります。症状が長く続き、慢性化した場合は手術となります。
    痔ろう(あな痔)
    手術が必要です。手術は日帰り~入院まで、程度によって異なります。

  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)に炎症が起きる病気で、直腸から腸全体へ広がっていきます。
    まだはっきりとした原因が分かっていないため、難病として、国からの公費負担制度が適応されています。
    現在、認定を受けている患者数は年々増加しており、20代を中心に11万人を超えています。

    症状

    下痢から始まり、便に血が混じったり腹痛が起こるようになります。
    進行すると発熱・貧血・体重減少など全身の症状が現れます。

    治療法

    薬物療法
    原則的には薬での治療をします。炎症を抑える薬やステロイド、免疫調整剤などが主です。
    手術療法
    大量の出血や癌化の疑い、薬物の効果がない場合は、大腸の全摘出術を行います。