トップページ(健診結果の見方)尿潜血:陥りやすい病気
便潜血

陥りやすい病気

  • 腎臓の中に結石がある場合は、鈍痛程度しか症状がありませんが、結石が尿管より下に 移動すると「焼け火ばしでさされた様な」激しい痛みを引き起こします!
    尿の通り道である腎臓⇒尿管⇒尿道⇒膀胱のどこかに、『結石』と呼ばれる小さな石の ようなものが出来てしまいます。結石の出来る場所により、左図のように呼び方が変わります。
    結石のほとんどは「シュウ酸カルシウム」から出来ており、尿の通り道が細くなっていたり、 尿管に感染が起きている、動物性タンパク質・脂肪の多い食事や水分摂取量が少ないなどが 原因として挙げられます。

    症状

    結石が腎臓の中にある間は、下腹部の鈍痛や血尿などで自覚症状はほとんどありません。
    結石が尿管まで移動すると、下記のような激しい症状が起こります。 ・突然の腰や脇腹の痛み・下腹部の激痛・血尿・吐き気・嘔吐

    治療法

    腎結石の場合
    ・対症療法・・・鎮痛剤や結石が出来るのを抑制する薬を服用します。
    ・待機療法・・・結石が5mm以下と小さい場合は、水分を多めに摂って自然に結石が排出されるのを待ちます。
    ・溶解療法・・・結石が一部排出された場合は、結石を小さくする薬を用いて自然排出を待ちます。
    ・外科的療法・・・結石が大きい場合は、体外衝撃波砕石術(たいがいしょうげきはさいせきじゅつ)(=ESWL、コラム) と呼ばれる治療法により、石を小さく砕いて体外に出しやすくします。

    尿管・膀胱・尿道結石の場合
    ・外科的療法・・・結石が大きい場合は、体外衝撃波砕石術(たいがいしょうげきはさいせきじゅつ)(=ESWL、コラム) と呼ばれる治療法により、石を小さく砕いて体外に出しやすくします。

  • .
  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    腎臓の機能が低下して正常に働くことができない状態です。
    末期になると老廃物が体の外に出せなくなります。 程度の差はありますが、8人に1人はこの病気を引き起こしていると言われています。
    透析になると、週に3日(1日5時間)も病院へ行く必要があります。 仕事は通常の勤務は難しくなり、生活そのものにも大きく影響します。

    症状

    初期は自覚症状はありません。
    夜間の尿、むくみ、貧血、疲れやすい

    治療法

    薬物療法
    血圧を下げる、貧血を改善するなど、腎臓の働きを補う薬で治療をします。
    食事療法
    主に塩分、リン、カリウム、タンパク質を制限します。
    人工透析
    人工的に体内の老廃物や余分な水分を取り除き、体内のイオンバランスを調整します。
    腕の血管から血液を取り出して機械でろ過し、体に戻す治療を行います。
    腎移植
    腎臓を移植して、腎臓の機能を回復させます。
  • .
  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    女性に多く起こる病気で、膀胱に菌が入ってしまい、炎症が起こります。
    過労、睡眠不足、風邪、体の冷え、排尿の我慢、性生活などが原因となることが多く、 症状が急に起これば「急性膀胱炎」、長期間軽い症状が続けば「慢性膀胱炎」となります。 「急性膀胱炎」を繰り返したり、治療が不十分だと、「慢性膀胱炎」へ移行することがあります。
    慢性化すると、治療期間は長期になります。

    症状

    頻尿(1日10回以上)、残尿感、排尿痛、血尿など

    治療法

    薬物療法
    菌を殺す薬を飲みます。急性膀胱炎なら1週間程度で治癒することが多いです。
  • .
  • 最高血圧179以上最低血圧109以上
    膀胱は尿を貯める袋の役割がある臓器です。 この膀胱に出来る悪性腫瘍が膀胱癌です。60歳以上の男性に多い癌で、 喫煙が原因の1つになることが分かっています。
    初期症状は尿潜血・血尿だけなので、必ず再検査を受けてください。

    症状

    目で見える血尿(尿潜血の場合も)・排尿時の痛み・背中の痛み

    治療法

    手術療法
    癌の進行度により、内視鏡で膀胱の一部を切除する場合と、膀胱を摘出する場合があります。
    化学療法
    手術が難しい場合や転移がある場合は、抗がん剤投与による治療が行われます。
    BCG療法
    癌が膀胱の表面にある場合は、BCGという弱毒化した結核菌を膀胱内に注入する治療を行います。
    術後に再発防止のために行われることもあります。