腎臓の中に結石がある場合は、鈍痛程度しか症状がありませんが、結石が尿管より下に
移動すると「焼け火ばしでさされた様な」激しい痛みを引き起こします!
尿の通り道である腎臓⇒尿管⇒尿道⇒膀胱のどこかに、『結石』と呼ばれる小さな石の
ようなものが出来てしまいます。結石の出来る場所により、左図のように呼び方が変わります。
結石のほとんどは「シュウ酸カルシウム」から出来ており、尿の通り道が細くなっていたり、
尿管に感染が起きている、動物性タンパク質・脂肪の多い食事や水分摂取量が少ないなどが
原因として挙げられます。
症状
結石が腎臓の中にある間は、下腹部の鈍痛や血尿などで自覚症状はほとんどありません。
結石が尿管まで移動すると、下記のような激しい症状が起こります。
・突然の腰や脇腹の痛み・下腹部の激痛・血尿・吐き気・嘔吐
治療法
腎結石の場合
・対症療法・・・鎮痛剤や結石が出来るのを抑制する薬を服用します。
・待機療法・・・結石が5mm以下と小さい場合は、水分を多めに摂って自然に結石が排出されるのを待ちます。
・溶解療法・・・結石が一部排出された場合は、結石を小さくする薬を用いて自然排出を待ちます。
・外科的療法・・・結石が大きい場合は、体外衝撃波砕石術(たいがいしょうげきはさいせきじゅつ)(=ESWL、コラム) と呼ばれる治療法により、石を小さく砕いて体外に出しやすくします。
尿管・膀胱・尿道結石の場合
・外科的療法・・・結石が大きい場合は、体外衝撃波砕石術(たいがいしょうげきはさいせきじゅつ)(=ESWL、コラム)
と呼ばれる治療法により、石を小さく砕いて体外に出しやすくします。