症状は?

周囲から見ると、「どちらかといえば痩せているんじゃない?」と思うような体型でも、食べ物を食べなくなってしまう拒食症と、自分でおさえようと思っても手が勝手に動いてしまい、とにかく限度なく食べ続ける過食症に大きく分けられます。

それぞれの特徴的な症状は以下の通りです。


  • 早期発見のサインは?

    拒食は放置しているとどんどん痩せが進み、体に不調をきたしますし、ひどくなると死の恐れもあります。
    過食は時間が経てば経つほど慢性化し、治りにくくなりますし、過食に伴う嘔吐や下剤乱用は、回数を重ねるほど抜け出しにくくなり、体への負担も大きくなります。
    拒食でも過食でも、摂食障害では、早期発見と早期治療がとても重要となります。
    早いタイミングで発見するために、以下のようなサインを見逃さないようにしましょう。


    対処法は?

    行為そのもに対して意見したり怒ったりするのではなく、食べないことや食べすぎること(食べた後に嘔吐すること)によって受ける体のダメージに注目し、一緒に治療に取り組んでいきましょう。
    結果を急がず、時間をかけて徐々に本人も納得しながら進めていくことが、最終的な改善への近道となります。
    ただし、当然のことながら、生命の危険が感じられるときは、どんなに本人が病院へ行くことを拒んでも、無理やりにでも病院へ連れて行かなくてはいけません。