うつ病や、躁うつ病などの気分と意欲が障害される精神障害のことをいいます。
昔は「循環病」、その後「躁うつ病」と呼ばれ、現在では気分障害といわれるようになりました。気分障害では、躁状態あるいは抑うつ状態が現れます。
この中でうつ病は最近の社会の複雑化や、ストレスの増大に比例して明らかに増加しており、10人に1人は1回経験するといわれています。
分類
気分の状態を以下のように分類します。
大うつ病(だいうつ) | うつ状態のみのもの。 |
気分変調性障害 | うち軽いうつ状態を繰り返すもの。 |
双極性Ⅰ型障害 | 1回でも躁状態が現れたもの。 ※この人々はいずれ軽いうつ状態もしくはうつ状態の状態になるといわれ、 純粋に躁状態のみの患者はほとんど存在しません。 |
双極性Ⅱ型障害 | 軽い躁状態とうつ状態が存在するもの。 |
気分循環性障害 | 軽い躁状態と軽いうつ状態を繰り返すもの。 |
その他(新しいタイプのうつ病等) | 上記に当てはまらないもの。 |