血圧

生活改善ポイント

食事

便潜血陽性の方は、消化管のどこかに潰瘍が出来ている可能性があります。 消化管潰瘍の方の食事療法は以下です。
不摂生な食生活やストレス、アルコールなどは、胃粘膜の抵抗力を低下させ、胃潰瘍を起こしやすくします。 また潰瘍の治療と再発防止には食事療法や規則的な生活など生活の改善が必要です。


消化管潰瘍予防の食事療法のポイント

1 食事は1日3食、規則正しくとりましょう。
規則正しい食習慣は消化管機能を適切に維持します。 長時間の空腹は胃に食べ物が入ってこないので、胃液が濃くなり、胃粘膜の障害を起こしやすくします。

2 消化の良い食品を腹八分目に食べましょう。
消化のよい食品とは、食物繊維や脂肪の少ない食品です。 繊維の多いものや硬いものは胃壁を刺激し、胃酸分泌を促進するので控えましょう。 肉は脂肪の少ないもの、魚は新鮮なものを選びましょう。

3 食事はゆっくり・よくかんで食べ、食後は休養をとりましょう。
急いで食事をする人は胃潰瘍になりやすい傾向があります。20分程度かけて、よく噛んで食べるようにしましょう。 また、出来れば食後はあまり体を動かさず胃に負担を掛けないようにしましょう。

4 熱すぎるもの、冷たいものを一気に食べないようにしましょう。
極端に熱いものや冷たいものは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になります。 消化管からの出血は便潜血の原因になるので注意しましょう。

5 胃酸の分泌を高める食品は控えましょう。
胃酸の出すぎは、胃や腸の粘膜を荒らし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になります。 通常、胃は強い酸性で腸はアルカリ性ですが、胃酸が多すぎると腸も酸性に傾くことがあります。

6 脂肪を多く含んだものは避けましょう
脂肪分の多い欧米風の食事は大腸がんや大腸ポリープの原因の一つであると言われています。