血圧

生活改善ポイント

食事

蛋白尿は、血液中に含まれているたんぱく質が尿に漏れ出ることで起こる症状です。 本来、体内に取り込まれた たんぱく質の大部分は細胞などで消費されるため、微量のたんぱく質が 尿に含まれています。しかし、病気などが原因になって多量のたんぱく質が尿に出てしまうことがあります。
尿蛋白が陽性の人は、たんぱく質の摂り過ぎに注意しましょう。


食事の改善方法

たんぱく質をたくさん含んでいる主な食べ物には、以下のものがあります。
たんぱく質を多く含む肉、魚、卵などは、たんぱく質を含まないコンニャク、きのこなどと組み合わせて 調理すれば、満腹感を得ることができます。レモンやからし、唐辛子、わさび、しょうがなどを活用して、 塩分を控えてもおいしく食べられるような工夫をしましょう。
★その他、蛋白尿が出る原因は
・高血圧性腎症
高血圧の方は、血液を循環させるために、心臓が強い圧力で血液を押し出している状態です。 これにより、大量の血液が体内を循環しますが、過剰に強い圧力により、細胞は次第に傷つき始めます。 特に、腎臓は毛細血管の集まりであり、圧力の影響を受けやすい臓器です。 腎臓の血管がぼろぼろになると、蛋白を処理しきれず尿中に大量の蛋白が出ることがあります。 このような場合には、高血圧の食事療法が必要になります。
・糖尿病性腎症
糖尿病を発症し、10年ほどすると腎臓への障害が現れることがあります。 糖尿病性腎症の早期では、蛋白尿は出ません。タンパクよりも粒子の小さい、アルブミンとういたんぱくの1種が 尿中に排泄されます。尿蛋白が出るのは、糖尿病性腎症の3期以降で、より厳重な血糖値・血圧・タンパク質制限が 必要な時期です。自己流で食事療法をせず、必ず専門医に相談し栄養指導を受けましょう。