元気がなく落ちこんだりするのも、衝撃的な体験のすぐ後は理解されやすいものですが、外傷後ストレス障害の症状は長く続きます。
体験の記憶が数週間~数ヶ月、場合によっては数年後に、悪夢や突然のフラッシュバックで蘇ってしまうこともありま、その人の生き方や人生にまで関わってくることもあることを理解し、支えてあげる姿勢が大切です。
接し方のポイント・注意点
あれこれアドバイスしたり、安易に励ましたりせずに、じっくり話を聴いてあげて下さい。
同じことを何度も話すことがありますが、不安な気持ちが強いためです。否定せずに辛い気持ちや不安な気持ちを受け止めてあげましょう。
「この人を助けられるのは私だけ!」といった思い込みは、自分自身が疲れてしまう原因にもなります。
本人も周りの人も複数の相談先を見つけるようにしましょう。
話をきいているうちに、客観性がなくなり、自分自身が体験しているような気持ちになってしまうことがあります。
つかず、離れず、余裕をもって本人と接するように心掛けましょう。