周りの方々へ

適応障害は、その発症に関しては個人要因が大きな役割を果たしていますが、原因が全て本人だけにあるわけではありません。
本人の治療と並行して、原因となる状況の改善が必要です。
家族や友人、会社の同僚など周囲の人の理解と協力が重要です。


接し方のポイント・注意点

適応障害はストレスの原因となるものから離れると、症状が一気に軽くなることが多いため、周りの人には理解しにくいものだと思います。
そんなときは、病気になる前の本人の様子を思い出してみてください。多くの場合は、いい加減な人や仕事をサボるような人ではなかったはずです。
決して甘えているわけではないということを忘れないであげてください。



本人もどうしたらいいかわからずに悩んでいることを理解して、じっくりと考える時間を与えてあげてください。本人が変わりたいと思うなら、変わるための時間を与えてあげてください。


一度かがんでからでないとうまくジャンプできないように、しっかり回復して、同じような症状を繰り返さないようにするためには、十分な休息が必要です。
叱咤激励はせず、本人が進むべき道を見つけることを待ってあげてください。