リワークプログラム
リワークプログラムとは、
「メンタル疾患で、休職期間が長期化していたり、
休職と復職を繰り返している、職場復帰が困難な方の、
復職(リワーク)を支援するためのプログラム」
です。
自宅療養期間が長かった、メンタル疾患の方の復職には、様々なハードルがあります。
など、通常の業務を行うことが出来るようになるためには、これらのハードルを
一つずつクリアしていかなければなりません。
復職後に、周囲の従業員とのコミュニケーションが上手く取れず、業務に支障が出たり、ストレスが貯まり、
病状が悪化する可能性があります。
メンタル疾患の方が復職と休職を繰り返す原因も、このようなものが多いです。
このような問題のリスクが回避方法として、一番良いのは、主治医と産業医・職場が連携し、細やかにフォローし、
焦らずゆっくりと段階的に復職をすることです。
しかし、企業ではこのような対応は困難な場合もあります。就業規則的にリハビリ勤務的な対応は困難な場合や、
周囲の従業員への影響を懸念して受け入れが難しいということもあります。
そこで、企業が導入を検討しているのが、『リワークプログラム』です。
本格的な復職までのウォーミングアップを、他の施設を利用し行ってもらい、実際の職場復帰をスムーズにすることを
目的にしています。
<公的な施設>
都道府県の地域障害者職業センター(独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構。東京障害者職業センターなど
頭に都道府県名がついています)、精神保健福祉センター
<民間の施設>
精神科病院や診療所(「デイ・ケア」として職場復帰支援を行っている場合があります。)
リワークプログラムを導入するにあたり、大切なことは
①主治医が、復職またはリワークプログラムへの参加が可能であると、診断していること。
②リワークプログラムに参加する従業員と、企業の目標が、「円滑な職場復帰」であること。
です。
メンタル疾患の従業員の職場復帰への、時間稼ぎ的な導入は避けなければならないことを、十分に理解しておく
必要があります。
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