糖尿病などの持病がある者に対しては、どのような熱中症対策が有効でしょうか?

糖尿病の持病がある方で夏場に多いのが、熱中症予防にスポーツドリンクばかり飲んで血糖コントロールを悪化させてしまうことです。
スポーツドリンクは水分やミネラル、糖質を摂取するのには適している一方、糖質が多いため、糖尿病の方には向きません。
また、経口補水液はスポーツドリンクよりも糖分の含有量は少ないですが、代わりに食塩が含まれています。
糖尿病の方のみでなく、高血圧や腎臓病で治療中の方は経口補水液を飲み過ぎないようにしてください。
最近は、糖質制限中の人に向けたスポーツドリンクも市販されていますが、水やお茶でこまめにしっかりと水分補給をするようにして頂ければと存じます。
その他、糖尿病など持病がある方に関わらずに熱中症対策に関してのドクタートラスト運営「産業保健新聞」の記事をご紹介します。
・ 産業保健新聞「2020年も実施「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」」https://news.doctor-trust.co.jp/?p=44249
・ 産業保健新聞「熱中症による救急搬送が3倍以上に急増」https://news.doctor-trust.co.jp/?p=41173
・ 産業保健新聞「熱中症対策は、会社で取り組むべき?」https://news.doctor-trust.co.jp/?p=37143

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