職場の挨拶は「オアシス」で!

  メンタル, 雑学  

Q.
みんなやるべき仕事に追われていて忙しいせいか、職場の雰囲気がどんよりしています。
できれば楽しい気分で仕事をしたいのですが、何かアドバイスがあれば教えてください。

A.
仕事に集中するのはよいことですが、黙々と仕事をしていると堅苦しい雰囲気になってしまうことがありますね。
そのような時は、挨拶を意識してみてはいかがでしょうか。
挨拶は時間もコストも不要で、もっとも簡単なコミュニケーションツールです。

【解説】

職場の挨拶の基本は「オアシス」

オ おはようございます、お疲れ様です
ア ありがとうございます
シ 失礼します
ス すみません

挨拶は万国共通のものであり、子どもの頃から一般常識として教わっているものですね。
しかし、大人になると、ついつい挨拶がおろそかになってしまうことがあります。
次のうち一つでも当てはまる方は、積極的に「オアシス」を取り入れましょう。

◾️ 職場で笑うことが少ない
◾️ 挨拶の必要性を感じない
◾️ なんとなく恥ずかしい
◾️ 挨拶する相手、しない相手を分けてしまう
◾️ 職場の人間関係を良くしたい
◾️ イキイキ楽しく仕事をしたい
◾️ 現在の職場で認められたい

挨拶にはメリットがたくさん

1.大きな声で挨拶をすると気持ちがいい
特に、朝の第一声は大事です。
その日1日の調子を決めると言っても過言ではないでしょう。
できるだけ大きな声で「おはようございます!」と挨拶してみてください。
明るい第一声と共に職場に入ることは、自分にとって気持ちがよいものです。
元気に挨拶ができるか否かは、自分の心身のバロメーターともなります。

2.笑顔になる機会が増える
挨拶をするとき、人は無意識のうちに笑顔を作ります。
挨拶をすると自然と笑顔が増える、これも自分や職場にとって大きなメリットです。

3.相手からの印象が良くなり、人間関係が良くなる
挨拶をしてもらえなかったり、相手から返事をもらえなかった時に虚しい気持ちになった経験は誰にでもあるでしょう。

4.常識のある人という評価を得られる

5.挨拶から会話が始まる

6.思い立ったら今すぐに始められる

 

挨拶は相手を認める行為

挨拶にはたくさんのメリットがありますが、明確な必要性もあることをご存知でしょうか。
挨拶がなぜ必要なのか……
それは、ずばり相手の存在を認める行為だからです。
たとえば、道ですれ違う人など、まったくの他人へは挨拶しないと思いますが、大切な取引先やお客様、自分をとても評価してくれる上司や先輩へはすすんで挨拶をしますよね。
相手の存在に気づき、またその相手が自分にとって挨拶をするだけの価値があると判断した上で、人は挨拶をします。
すなわち、挨拶は相手の「承認欲求」(心理学者アブラハム・マズロー「5段階欲求」)を満たす行為なのです。

挨拶のポイント

■ 自分から進んで
■ 目を見て
■ できるだけ笑顔で

挨拶は、メンタルヘルス予防の観点からも有効なものです。
挨拶によって、相手の様子を伺うことができたり、雑談等につながり、コミュニケーションが活性化するからです。
人間関係が良好な職場では、必ず挨拶が活発に行われています。
「おはよう」「ありがとう」「お疲れ様です」と笑顔で言われて嫌な気持ちをするケースはあまりありませんよね。
慣れないうちは勇気が要るかもしれませんが、自分からすすんで、目を見て、できるだけ笑顔で、挨拶することを試してみてください。
きっと、職場の雰囲気が明るくなり、自分が笑顔になれる時間が増え、イキイキワークにつながると思いますよ。


The following two tabs change content below.
保健師 高橋さなえ

保健師 高橋さなえ

会社員時代に産業保健に興味をもち、保健師になりました。 自身の企業勤めの経験を活かし、皆様のお役に立てるよう、笑顔をモットーに日々奮闘中です!
保健師 高橋さなえ

最新記事 by 保健師 高橋さなえ (全て見る)

コメント・ご質問フォーム

メールアドレスが公開されることはありません。