Good and Newでプラスの見方に
頭では分かっていてもネガティブ思考にはまってしまう時があります。
簡単に気分を変えられる方法はありますか?
【解説】
A.
Good & Newという方法があります。
Good & Newとは組織の活性化のために開発された(アメリカの教育学者ピーター・クライン氏)考え方ですが、方法はいたってシンプルです。
—Good & Newの方法—
① 一人で行ってもOK。相手が居るとなお良いです。
② 24時間以内(New)に体験した良かったことや楽しかったこと(Good)について振り返る。【30秒以内】
③ 紙に書く。声に出す。【1分以内】
④ 相手がいれば、リアクションをしてもらう。
例:それは嬉しいですね!良かったですね!など共感的に肯定する。
⑤ 相手がいれば、役割を交代する。
一日の始まりや一日の終わりに習慣づけて
私たち人間は、危機管理や自己防衛の観点から「つらいこと」や「上手くいかなかったこと」についてよく憶えている傾向にあります。
日常においていつも楽しいことや良いことばかりが起こるわけではありませんが、よくよく探してみると、「晴れていて気持ちがよかった」「ランチが意外と美味しかった」「昨日は眠れなかったけど今日はよく眠れた」「事故などに遭わず今日も無事に過ごせた」など、小さな幸せがあるはずです。
プラス思考になり心が安定するため、時間を決めて習慣付けることがおすすめです。
Good & Newの効果
・ 何気ない日常の中からプチハッピーな出来事を探し出すトレーニングになる
・ 24時間以内、30秒などと時間を区切ることで、集中力が高まり、脳が活性化する
・ 良いことだけを探し出すため、前向きな思考が高まる
・ どのような一日にも、見方によって幸せがあることに気づく
・ 相手が無条件に承認し、共感してくれ、承認欲求が満たされる
・ 継続すると、良い面に注目するスキルが高まり、ポジティブ思考になる
思考パターンは変えることが可能
1. 先読み:根拠なく悪い結果を予想する
2. べき思考:~すべき、~しなきゃ、●●はこうあるべき
3. 思い込み:真実でないことの決めつけ
4. レッテル貼り:先入観、ゆがんだ過大/過小評価をする
5. 深読み:裏を読む、裏の裏を読む
6. 自己批判:だから自分はダメなんだ、自分を責める
7. 白黒思考:0か100か、これがダメならすべておしまいだ
誰でも、このように考えてしまうことがあると思いますが、こうした思考パターンは癖なのです。
長年培った無意識下での癖を変えることは容易ではありませんが、日々の意識やトレーニングによって変えることは可能です。
Good & Newでプラスの見方に! ぜひ試してみてください。
保健師 高橋さなえ
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