うつ病を治すためには、本人だけでなく、家族や職場など周囲の人の理解と協力が重要です。
症状には、冬から春の三寒四温と同じように一進一退があり、らせん階段を登るように、あちらこちらに行きながら、ゆっくり良くなっていきます。
良くなりそうに見えても、長期間かかることを理解し、決して焦らないようにしましょう。
そして、 その時々の感情に一喜一憂して振り回されないように注意しましょう。
接し方のポイント・注意点
憂うつな気分や不安感は、あくまでも病気の症状として出現しているだけなので、叱咤激励はしないようにし、おおらかな気持ちで接しましょう。
共倒れになってしまっては元も子もありません。自分自身が参ってしまわないよう、出来るだけの理解を示したら、後はうろたえたりせず、上手に気晴らしやストレス解消をしましょう。
副作用が出たり、症状が落ち着いてきたりしても、勝手に服薬をやめないように管理の補助をしましょう。
薬の調整が必要だと思われるときには、必ず主治医に相談しましょう。
無理に気分転換をすすめたり、外に連れ出したりすることは避けましょう。
ゆっくりと安心して休めるよう、寝室などの環境を整えましょう。
本人が自覚していなくても、判断力が低下していることが多いため、病状の回復を待ってから決断させるようにしましょう。