A型肝炎のワクチンについて以下のことを教えてください。 ① 輸入ワクチンについての安全性(未承認ワクチン含む)や国産ワクチンとの違い ② 抗体が早くつく輸入ワクチンを会社として推奨するのであれば、安全性を把握したいという社員からの声があった

① ワクチンの種類ごとに、抗体獲得までの時間と接種回数の違いがあります。国産ワクチンは3回接種する必要があり、接種後は約5年間効果が持続するといわれています。
輸入ワクチンは1回の接種で抗体獲得が1年以上持続するとされていますが、もう1回追加接種すると15年程効果が持続するといわれています。
また、予防接種後の副作用として重篤な症状が現れた場合、国産ワクチンであれば国からの補償を受けることができます。輸入ワクチンは世界中で数多く利用されていますが、日本では国からの補償を受けることができません。
② 輸入ワクチンの安全性について、輸入ワクチンを提供しているクリニックに確認したところ、現時点で「輸入ワクチンだから副作用が強く出る」といったデータはなく、国産ワクチンと同様に考えて問題ありませんとのことでした。
ただし、輸入ワクチンの安全性に関して、肝疾患を専門とする医療センターや成田空港検疫所、PMDA等にも問い合わせしたところ、輸入ワクチンは日本では未承認であり、輸入ワクチンに関するデータそのものがないとのことでした。 

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